大腸カメラ 品質レポート(2025年11月)
🔹 分母A=評価適用(All TCSから不可抗力〈腫瘍狭窄など〉を除外) 🟢 分母B=平均リスク(非FIT陽性・45歳以上・Screening)
- ADR 58.3%(B:7/12)、SSLDR 8.3%(B:1/12)、APC 1.2個/件(B:14/12)
- CIR 100%(A:25/25)、撤退時間 ≥6分 100%(A:25/25)
- 前処置適正 96.0%(A:24/25)
- 安全性:後出血(7日以内)0件/鎮静関連 0件
がんの“もと”をどれだけ見つけられているか。
見つけにくい鋸歯状病変を拾えているか。
1回の検査で見つけた腺腫の“量”。
腸のいちばん奥まで観察できた割合。
異常がなくても最低6分かけて観察できているか。
※原則「陰性・生検なし」を分母とした評価。
当院の判定は二択(適切/不適切)。
適切=BBPS合計≥6 かつ各セグメント≥2に相当。
“切らなくてよいもの”をどれだけ減らせているか。
※公式=「正常粘膜・リンパ濾胞等のみ」を非腫瘍性として算出。
止血などの処置や輸血を要した出血。
酸素投与・拮抗薬投与・バッグ換気以上を要した事象。
直近3か月の合算(2025年9–11月)
- ADR(B):18/29(62.1%) / SSLDR(B):2/29(6.9%) / APC(B):1.7個/件(48/29)
- CIR(A):72/73(98.6%) / 撤退時間≥6分(A):73/73(100%) / 前処置適正(A):71/73(97.3%)
- NNPR(公式・B):0/29(0.0%) / 参考(total・B):5/29(17.2%)
- 安全:後出血0/73(0.0%)・鎮静関連0/73(0.0%)
※ 合算は「分子・分母を合算して再計算」しています(APCは腺腫総数÷検査数)。
■ 今月の分母:
分母A(評価適用)=当院で施行した大腸カメラから、不可抗力により評価不能の症例を除外した件数(今月は除外なし:25件)。
分母B(平均リスク)=45歳以上かつスクリーニング目的で、FIT陽性ではない症例(12件)。
■ 算出単位:症例(検査)単位。ADR/SSLDR/NNPR は「その検査で1つ以上該当すれば1とカウント」。APC は1検査あたり腺腫数の平均。
■ 前処置の定義:
適切=BBPS合計≥6 かつ各セグメント≥2(Adequate)。不適切=いずれかのセグメントが2未満、または5mm超病変の検出に支障ありと判断した場合。
■ 安全の追跡期間:外向け集計は7日以内。院内では14日(症例により30日)まで確認しています。
■ 期間:2025年11月(単月)。
