AI画像診断サポート
当院の内視鏡システムには、リアルタイムで映像を解析しポリープや早期がんをハイライト表示する FUJI FILM社のAI内視鏡画像診断支援システム(CAD EYE)が組み込まれています。医師の経験に “もう一つの客観的な目” を加えることで、次のような効果が示されています。
効果 (国際調査のまとめ)
- 小さなポリープを見つける力が 約1.2倍(+20%)にアップ
⇒ 早い段階でがんの芽を発見しやすくなります。 - 見落としは およそ半分に減少(−55%)
⇒ 1 回の検査で “取り残しゼロ” に近づきます。
*出典:Use of artificial intelligence improves colonoscopy performance in adenoma detection: a systematic review and meta-analysis
どう役立つの?
検出支援モード
- 大腸ポリープをリアルタイムに検出し、場所を強調表示します。
- ごく小さな病変や平坦型ポリープも見逃しにくくなります。
鑑別支援モード
- 見つけたポリープが「切除すべき腫瘍」か「経過観察でよい良性ポリープ」かをその場で判定。
- 不要な生検や再検査を最小限に抑えられます。
AIは医師を置き換えるものではなく、見逃しゼロを目指す“第二の視点”。
当院では、すべての胃カメラ・大腸カメラにAI画像診断サポートを標準搭載し、早期発見・早期治療につなげています。