食欲不振
食欲不振とは(どんな症状?)
食欲不振は、「食べたい気持ちが落ちる」「食事量が減る」「すぐお腹いっぱいになる」など、食事が進まない状態です。数日で戻ることもあれば、じわじわ続くこともあります。
胃腸の不調が原因のことも多い一方、感染症、薬の影響、ストレス、貧血や内分泌(ホルモン)など、全身の要因が関係することもあります。特に体重減少を伴う場合は、原因を確認することが大切です。
食欲不振が続く方へ
食欲不振が長引く、体重が減っている、他の症状(発熱・腹痛・吐き気など)を伴う場合は、原因を確認しましょう。必要に応じて採血や腹部エコー、胃カメラなどを検討します。
なぜ起こる?(主な背景)
食欲は、胃腸の状態だけでなく、体調・ストレス・ホルモンバランス・薬などに影響されます。原因は大きく次のように分けて考えます。
- 胃腸の病気:胃炎、胃・十二指腸潰瘍、機能性ディスペプシア(FD)など
- 感染症:かぜ、胃腸炎など(発熱やだるさを伴うことがあります)
- 薬の影響:飲み始めた薬、増量した薬がある場合は関連を疑います(※自己判断で中止せずご相談ください)
- ストレス・睡眠不足:自律神経の乱れで食欲が落ちることがあります
- 全身の病気:貧血、甲状腺などの内分泌(ホルモン)の異常、肝臓・腎臓の病気 など
考えやすい原因(消化器領域)
- 機能性ディスペプシア(FD):胃もたれ、早期満腹感、みぞおちの不快感が続く状態(機能性ディスペプシア、胃もたれ)。
- 慢性胃炎:胃の粘膜の炎症が続き、食欲低下の原因になることがあります(慢性胃炎)。
- 胃・十二指腸潰瘍:みぞおちの痛み、吐き気を伴うことがあります(胃・十二指腸潰瘍)。
- 感染性胃腸炎:吐き気、下痢、腹痛、発熱を伴うことがあります(感染性腸炎)。
受診の目安(早めに相談したいサイン)
- 食欲不振が2週間以上続く、または繰り返す
- 体重が減っている(意図しない減少)
- 吐血・黒色便、血便がある(血便)
- 強い腹痛、発熱、嘔吐が続く
- 貧血症状(ふらつき・息切れ)、強いだるさがある
- 飲み込みづらさ(つかえ感)がある(胸がつかえる)
当院で行う可能性のある検査
- 診察・問診:経過、体重変化、服用薬、他の症状(発熱・痛み・便通異常など)を確認します
- 血液検査:貧血、炎症、肝臓・腎臓の状態などを評価します
- 腹部エコー:肝臓・胆のう・すい臓などを確認します(必要に応じて)
- 胃カメラ:胃炎・潰瘍などの有無を確認し、必要に応じて生検(組織検査)を行います(胃カメラ)
- 大腸カメラ:下痢・血便・貧血などがある場合に検討します(大腸カメラ)
症状や所見により、当院での検査に加えて、連携医療機関で追加検査をご提案することがあります。
関連ページ(症状・検査)
